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極東 plus one midi パッキン交換

クロス屋です。

 

クロスというのをどう貼るか、実はあまり知られていません。

よくホームセンターで売られている糊付き壁紙というのは、クロスに粘着材がついていて、既存クロスの上からでも貼れるのですが、プロは使いません。

 

ではどうするか。

リフォームなどされた方は見たことがあるかもしれませんが、糊付け機という機械があり、その機械を使ってクロスに糊を付けて、貼る。という流れです。

 

さて、この糊はどういうものなのか。基本的に澱粉糊です。最近は剥がれ防止のため、ボンドを混入させた物が多くなってます。(よくCMしているヤヨイのルーアマイルドが一例)

で、この糊は、いろいろなタイプがありまして、まず希釈済みのもの。希釈済みなので、すぐに使える反面、経済性はあまりよくないです。

次に乾燥粉末タイプがあります。軽くて運搬性に優れていますが、接着性能に関してはあまりいいという話は聞きません(使ったことはないので、あくまで仲間内での評判ですが…)

そして、最もポピュラーなのが原液タイプ。大抵は18kgのペースト状の糊です。種類も一番多く、12-15リットルの水で希釈するため、経済的です。(ただし重い)

 

このペースト糊を希釈するには、ミキサーをつかいます。(名前は同じでも、調理器具のミキサーではありません。大きい電動ドリルの先にプロペラのような羽根がついている工具です)

13㍑くらいの水を二回に分けて注ぎ、均一に攪拌しますが、糊付け作業中に糊がなくなって、これをやるのはちょっと手間です。

 

そこで、去年の2月から、極東産機のPLUS ONE midiという、自動で糊攪拌・供給してくれる機械を導入しました!(極東産機とは、糊付け機を始めとする様々な内装工事系の機械メーカーです。)

 

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こんな機械です。

これを機械にホースでつなぎ、糊を攪拌したり、機械に糊を供給したりするのです。

実に便利。

 

利点1 水と糊を一度に入れて、攪拌モードで10分、均一に攪拌された糊ができる。人間は水と糊を入れるだけ。

利点2 糊付け機とホースで接続し、ポンプモードにすると、ポンプが機械に糊を送り込んでくれる。わざわざ糊タンクを引き出して糊を入れたり、50m引き切るためにギリギリまで糊タンクに糊を入れなくても大丈夫。好きな時に数秒で糊を供給できる。

利点3 攪拌モードは意外と静か。洗濯機みたいな感じ。(ただしポンプモードはちょっとうるさい)

 

という感じで楽しく使っていたのですが、次第にトラブルが…!

 

続きます。