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ぐるり下北半島 その3 天下の奇勝 仏が浦

海峡ラインと格闘すること数十分、ついに今回の目的地でもある仏が浦に到着!

って、ここでいいのっていうくらい古ぼけた看板。どうやら枝道を下ると駐車場があるようで、おそるおそる下る…って急坂!多分10%越えの坂道。多分戻りは登れないな…と思いながら下ると駐車場。車二、三台。天気のせいもあるけどなんだか薄暗くてじめっとしています。

駐車場の脇に遊歩道入り口、みたいなところがあるけど、仏ヶ浦とはどこにも書いてない。まあたぶんここでしょ、と自転車担いで乗り込むと、ちょっといったところにやってない売店、その脇にいかにも昭和な手書き看板。ここから500m…だって。

一瞬やめようかという思いがよぎります。すでに12時を回ってるのにまだ50kmくらい。のこり100km以上、海峡ラインはまだ続く。いけるのか、自分?

とはいえ、ここまで来て見ずに引き返すのは悔いが残る。

砂利道の下りをバイクを押しながら進みます。

300mくらいいくと、木の階段が現れました。


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下北半島の北側はほぼ断崖絶壁。たぶんここから急な階段で下るようなので、バイクは四阿に置いて置くことにしました。

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思った通り、急な階段がずっと続いていきます。ビンディングで下るのはつらいけど、滑らないよう慎重に下ります。

階段を下り続けて、やっと下に到着。

そして、この景色。


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ビンディングで頑張って下ってよかった。


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まるで地球じゃないかのような奇岩の数々。


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海は青く、海底が見える。(海栗がたくさん)


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パノラマで撮ってみた。

ここは船着場。たいていの人は少し先の佐井から遊覧船で海上から観光するらしい。道路側が寂れているわけですね。

 

しかし、この景色…標高は大したことはないけれど、海と山と奇岩が組み合わさってできた奇跡の絶景です。写真では伝わりにくい。一度は見る価値のある奇勝といえるのではないかと思います。

戻りは(ビンディングで)階段をえっさえっさと登り、砂利の坂道を(ビンディングで)自転車引きながら戻り、奇勝はいいけど、足に来た…(^◇^;)

 

案の定入り口の急坂は乗って進めず、本道まで押して登り、そしてまた海峡ラインを進みます。時間は1:30くらい。1時間近くを仏ヶ浦に費やしてしまって、あとはひたすらペダルを回さなければ…

 

下北半島北部に聳える縫道石山(626m)ですが、佐井村福浦というところに有名な店、その名も「ぬいどう食堂」があり、地元の方のオススメでした。お腹も空いたし、後半のためにもしっかり食べないといけないし、何よりせっかく来たのだから評判の店に寄らない手はない。

 

店にはいると、バイカーが二人、おばちゃんと談笑しています。奥の座敷には食べ終わったお膳がたくさん。お昼にはたくさんのお客さんが来たようす。

ちょうど海栗丼の時期らしいのですが、もう売り切れらしく(こちらは時間が時間だけに、期待はしてない)歌舞伎丼というのをいただきます。


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いかと、いくら、あとちょっと残っていたウニを乗せてもらって…いや~おいしかったです。ちょっとご飯少なめにしてもらったんですが(もたれるかな…と)杞憂でした。普通盛りでも全然いけましたね。

 

しばしの休息。7月には下北半島ロングライドのイベントがあるようで、ポスターも貼ってあったし、おばちゃんも自転車乗りには慣れてる様子です。

 

さて、長居は禁物。おばちゃんにお礼をして、進みます。この福浦というところは、福浦歌舞伎という伝統芸能があるらしく、その看板などを横目に再び騎乗。海峡ラインの山岳部分も後ちょっとの、筈…です。