dewalt track saw とパネルカット
前回の記事での、下地組み直しとボード、クロス 施工した現場で、シューズクローゼット内部をシナ合板で貼り直す工程があり、dewalt電動工具が活躍した様子をご覧いただきたいと思います。
こんな風に、下地だけ残して解体してあります。
まずは、シナ合板をカットしていきます。
大きな箱。
出てきたのはdewalt track saw 。
そして、
スノボか?
track saw のtrack 、つまりレールです。
150cm くらいのと、1m くらいのレールがあります。(2mくらいのもあるようですが、ケースに入らないので持っていません。)
一般的なベニヤとかボードは三六板、つまり91cm×182cmですから、長手は100cmを二本 連結します。
こんな風に。
見にくいですが、ベニヤの両端にマークを付けます。
そこに、
レールのサイドのゴムを合わせて、
(スタンドはStanley、集塵はケルヒャー )
切ります。
トラックソーはレールが凸断面になっており、のこには凹のくぼみがベースについています。切削深さは任意で設定でき、押し下げて切っていきます。
一般的なマルノコ&トンボの組み合わせに対して、
メリット
・マルノコと加工材が直接接触しないので、マルノコベースによる加工材の汚損が生じない。
・任意の二点間の直線であれば確実に正確なカットが可能。(トンボは一定の幅でしか切断できない。)
・今回のように(シナ4mm)薄い材料の場合、トンボを材料の縁に安定させてスライドさせるのは難しいが、トラックソーはそういった不安はない。
デメリット
・重い
・付属品が多い。
メリット、デメリットを挙げるとこんな感じでしょうか。
慣れれば苦になりません。むしろ、精度が出るので安心して工事できます。結果作業スピードも早くなると思います。
ボードでもスタイロパネルも何でもいけますし、特にスタイロパネルに筋を入れるときには、マルノコベースと加工材が接触しないというのは大きな利点になります。
別の現場の写真ですが、
このように筋を何本も入れても、スタイロを傷つけることはないです。
加えて、集塵にも優れています。ブレード部分が完全にケースに覆われているので、日本の集塵マルノコのように隙間ができません。
もちろん完全に粉塵がでないわけではありませんが…
ケルヒャーには連動スイッチがないのですが、
連動ユニットを使えば、マルノコのオンオフにあわせて集塵してくれます。
次は、ベニヤの貼り付け(仕上げ)工程です。