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ぐるり下北半島 その2 

川内ダムヘの登りは、かもしかラインと名付けられており、渓流沿いの緩やかな登りを登っていく感じになります。

 

途中の道では、時折車が通るだけ。虫の鳴き声と呼吸の音、カーボンリムがコォォォーと鳴る音。それだけが響く中、ペダルを回し続けます。

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そんな森の中を道は続きます。

(なのに一人で歩いているおじいちゃんがいた…)


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途中、むつ市の天然記念物、銀杏木の大イチョウに出くわします。これ、樹名前半の"銀杏木"は、地名らしく、ぱっと見、「?」な樹名ですね。
 案内板によれば、昔、諸国巡礼中の旅の僧がこの地で倒れ、病いに伏した際、道端に立てて置いた杖が根付いて、この大イチョウになったという言い伝えがあるそうです。
 
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渓流が横を流れる中、登り続けます。ところどころ淵がありますが、魚影は見えず。

勾配がしだいにきつくなり、シッティングでひたすら漕ぎ続け、ついに川内ダムに到着しました。


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ダム湖のほとりには、道の駅があります。

この川内ダムもまた、本州最北端のダム。ダム湖のほうは、ダム湖100選にも選ばれています。

道の駅は意外にも観光客らしき人たちで賑わっています。…ので、ベンチでダム湖を眺めながら補給食を食べ、ドリンクを詰め直して、再出発。

ダム湖を出てしばらくすると、野平高原(!)というところにでます。下北半島には高原地帯もあるんですね。知りませんでした。

そこからしばらく下ると、いよいよ海峡ラインに突入です。

この坂の向こうに、奇勝、仏が浦があるのです。シッティングでジワジワと登り続け、下りをこなしていきます。今回はいつもとは違う、そう、BORAを履いての初ヒルクラなのです。

カーボンホイール、特にクリンチャーで怖いのがブレーキによるリムの溶解です。チューブラーならまだしも、クリンチャーで溶解したらビードが外れて、大事故になります。

ですが自分は下りは苦手です。だからといってブレーキを引きずったらリム溶解です。

思い切ってブレーキを解放し、コーナーの先を見るようにして、ブレーキはコーナーの手前でかける。

 

ダウンヒルうまい人であればなんということはない下りでしょうが、苦手な自分としてはコツをつかむのに時間がかかります。そういう意味でもカーボンホイールにしたというのはある意味背水の陣になったといえるかもしれません。

 

上り下りを繰り返し、やっとサインが見えてきました。仏が浦についたのです。

 


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