on a good day

dewaltの工具とかAndroid とかロードバイクとかについて書いてます

ホビット族とは

「…彼らは、小さな種族である。ドワーフ小人よりも小さい。背の高さが実際にはそれほど変わらない場合でも、ドワーフほどずんぐりも、がっしりもしていない。ホビットの背丈は、われわれの尺度でいえば二フィートから四フィートだが、現在では三フィートに達する者がほとんどない…ホビット庄ホビットたちについていえば、陽気な衆であった。かれらは明るい色どりの服を着て、ことのほか黄色と緑を好んだ。しかし靴はめったにはかなかった。足の裏が革のようにかたく、髪の毛とほとんど変わらない濃い捲き毛に覆われていたからである。なお髪の毛は皆茶色だった…彼らの顔は、がいして、美しいというよりも人のよい顔立ちで、はばびろく、目が明るくて、頬が赤く、口は笑ったり食べたり飲んだりするためにあった。また事実しばしば、心ゆくまで、笑って、食べて、飲んだ。いつも軽い冗談がすきで、(食べ物が手には入って)一日六回の食事が取れれば満足だった。かれらは客好きでパーティーや贈り物を喜び、惜しげもなく人に与え、いそいそと人からもらった。」

(J.R.R.Tolkien, 瀬田貞二田中明子訳 指輪物語1旅の仲間(評論社) より)

極東 PLUS one midi パッキン交換 その2

省時間、省労力の極東産機 PLUS ONE midiですが、次第に明らかとなった欠陥がありました。

 

それは、

パッキンがことごとくへたり、漏れる

 

ということです。


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これは、糊タンクと攪拌機を接続するユニットなんですが、パッキンが二つあります。これが薄い、ペラペラのゴムパッキンで、やがて接続部分からのりが漏れ出しました。

この二つは汎用品のゴムパッキン(水道用)に変えることで、解決しました。(でも薄すぎですよ、極東さん!)

 

一番大きな問題は、攪拌機本体でした。

攪拌機は大きな樽状の容器で、下部に操作部分と、モーター・ポンプが内蔵され、キャスターがついています。

樽状の容器に水と糊を入れ、直径50cmほどの、ネジ蓋で密閉します。この蓋の縁には少し柔らかめのスポンジゴムパッキンが廻されています。

これが、何度も開け閉めするうちに圧迫され、堅くへこみ、パッキンの用をなさなくなり、攪拌始めると必ず漏れるという症状が出てきたのです。最初は手で思いっきり締め付け何とか凌いでいましたが、次第にそれでも止まらなくなり、最終的には二つのゴムハンマーで、蓋のリブを叩き、締め付けるという方法に至りました。

 

でも、これじゃ何のために買ったのか分からない!ふた閉めるためだけにどんだけ労力費やしとんじゃ!

 

というわけで、最後の大物パッキン交換です。


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この、蓋の縁にある、クリーム色のが古いパッキンです。


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縁の部分に圧迫されて、固くなってしまっています。


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まずは、古いパッキンを剥がしていきます。

次に、新しいスポンジゴムを切り出します。


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サークルカッターを使います。


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きれいに切れました。


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接着剤ではりつけて、完成。

手で締めるだけで、全く漏らなくなりました。

 

極東産機さん、お願いですから、パッキンをもうちょっとしっかりしたものにしてください!

 

 

極東 plus one midi パッキン交換

クロス屋です。

 

クロスというのをどう貼るか、実はあまり知られていません。

よくホームセンターで売られている糊付き壁紙というのは、クロスに粘着材がついていて、既存クロスの上からでも貼れるのですが、プロは使いません。

 

ではどうするか。

リフォームなどされた方は見たことがあるかもしれませんが、糊付け機という機械があり、その機械を使ってクロスに糊を付けて、貼る。という流れです。

 

さて、この糊はどういうものなのか。基本的に澱粉糊です。最近は剥がれ防止のため、ボンドを混入させた物が多くなってます。(よくCMしているヤヨイのルーアマイルドが一例)

で、この糊は、いろいろなタイプがありまして、まず希釈済みのもの。希釈済みなので、すぐに使える反面、経済性はあまりよくないです。

次に乾燥粉末タイプがあります。軽くて運搬性に優れていますが、接着性能に関してはあまりいいという話は聞きません(使ったことはないので、あくまで仲間内での評判ですが…)

そして、最もポピュラーなのが原液タイプ。大抵は18kgのペースト状の糊です。種類も一番多く、12-15リットルの水で希釈するため、経済的です。(ただし重い)

 

このペースト糊を希釈するには、ミキサーをつかいます。(名前は同じでも、調理器具のミキサーではありません。大きい電動ドリルの先にプロペラのような羽根がついている工具です)

13㍑くらいの水を二回に分けて注ぎ、均一に攪拌しますが、糊付け作業中に糊がなくなって、これをやるのはちょっと手間です。

 

そこで、去年の2月から、極東産機のPLUS ONE midiという、自動で糊攪拌・供給してくれる機械を導入しました!(極東産機とは、糊付け機を始めとする様々な内装工事系の機械メーカーです。)

 

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こんな機械です。

これを機械にホースでつなぎ、糊を攪拌したり、機械に糊を供給したりするのです。

実に便利。

 

利点1 水と糊を一度に入れて、攪拌モードで10分、均一に攪拌された糊ができる。人間は水と糊を入れるだけ。

利点2 糊付け機とホースで接続し、ポンプモードにすると、ポンプが機械に糊を送り込んでくれる。わざわざ糊タンクを引き出して糊を入れたり、50m引き切るためにギリギリまで糊タンクに糊を入れなくても大丈夫。好きな時に数秒で糊を供給できる。

利点3 攪拌モードは意外と静か。洗濯機みたいな感じ。(ただしポンプモードはちょっとうるさい)

 

という感じで楽しく使っていたのですが、次第にトラブルが…!

 

続きます。

 

 

Xperia XZインプレ その②

前回の続きです。

 

発熱性

Z4といえば、SoCが原因と思われる、発熱問題がありました。使っていた個体も、ご他聞にもれず、爆熱。複数アプリを立ち上げて操作すると、途端にアッチッチです。(T_T)

九州旅行の時もそうでした。旅行の時というのは、必然的にいつもよりもスマホを使うシーンが多くなります。 

マップみたり、周辺のグルメスポット探したり、時刻表みたり、経路探索したり、写真撮ったり…

いつもより、使うシーンが多い分(というより、ために?)発熱、フリーズ、半端なかったです。また発熱とか、処理の遅れのため、カメラは殆ど使い物にならず。Z4はただでさえシャッターボタン長押しによるカメラ起動が遅いのに、さらに起動が遅くなり、「本体の温度が上昇しています。カメラを終了します」という…キィィィー!!ヽ(゚Д゚)ノ 

何とか二年持ちこたえようと、Android6.0にもなったしと…頑張っていましたが、この旅行で諦めました。妻もZ4だったのですが、同じ症状に悩まされ、帰宅してすぐに購入手続きするという(笑)

この発熱問題についてですが、排熱構造が改善されたようです。以前の機種、例えばZ4などはヒートパイプというシステムを採用していました。後継機のZ5もヒートパイプの本数を増やしただけでした。

一方XZでは、熱伝導樹脂をSoC部に接触させ、内部の大型金属プレートに熱を逃がすという構造に変わっているようです。これにより、端末全体から排熱するという形になっているということです。

つまり、従来1本、あるいは2本のパイプに逃していた熱を、一枚の大きな金属プレートに逃がす方式に変更したということですが、実際使用してみると、Z4の局所的に(主に端末裏上部)熱くなるのに対し、ZXでは、「なんかほんのり暖かい」という程度で、はっきり言って一度も前のような熱さを感じたことはありません。(本当です!)

というわけで、こと発熱問題に関しては、完全に解決されたといっていいでしょう。これに関連したカメラの不具合、処理速度の低下からも解放されたと言えます。

 

ディスプレイ・画質

Z4も綺麗だということでしたが、例えばiPhone6plusなどと比べると見劣りしました。友人が持っていたのですが、やはり比べると綺麗な画像で、正直Z4は敵わないとと思っていました。

Z5premiumなどは4K画質ということでしたが、残念ながら見たことはありません。

が、ZXはHD画質ながら、鮮やかな画像を楽しむことができます。

 

カメラ

起動がぐんと早くなりました(Z4比)前は、処理速度や、発熱の状態でシャッターボタン長押しでも起動しなかったり、起動したときにはもうシャッターチャンスを逃していたりとさんざんでしたが、ZXでは起動は早く、撮り逃がすことはありません。さすがに瞬間起動というわけではないですが、2秒程度で起動しますし、前のようにタイムロスもなく安定して撮影できます。個人的には、そこまでカメラにうるさくないので、綺麗にとれれば満足です。起動早く、AF早く、仕上がりキレイ。いいです。

 

まとめ

というわけで、一言でいうなら、「変えて本当に良かった!」ということに尽きます。Z4からくるストレスから解放されただけでなく、遥かに勝る端末だと感じています。願わくばSONYさんには、これを普通のことにしてほしい。数世代待ってやっとではなく、いつでもこのくらいのレベルの端末を出さなければ、ほかのメーカーとの競争には勝てないと思います。

あとフラッグシップ詐欺はもうやめてほしい。Z4が出たとき、Zシリーズの究極だとか言っておきながら、アメリカでは同じものをZ3+という名前で出したり半年くらいでZ5を出されたときの悲しさったらなかった…

XPがでたときもさもフラッグシップのような扱いをしておきながら、本当のフラッグシップはXZだと、馬鹿にしてんの?と思われてもしかたないと思う。

それでもSONYが好きな人、デザインに引かれる人はSONYを買いたいと思って、辛抱して使っている。この現状をちゃんとわかってほしい。

 

これから(もうすでに)スマホの機能はどんどん陳腐化していくでしょう。見たこともないような技術が搭載されるという楽しみは減って行くはずです。となると、基本的な性能をきちんと満たして、尚且つ長く使いたいと思える端末があればいい、そう思います。XZだったら、2年は間違いなく付き合っていけると思える端末です。2年後に、そんな端末が普通に選択肢としてあってほしい。

スマホ変えました。 Xperia Z4 →XZ ①

一年半ほど使ったZ4を機種変しました。

最新XperiaのXZです。

 

1ヶ月程使っての使用感など書きたいと思います。

アプリはそこそこ入れる方、ゲームは殆どしない、仕事でマップ系のアプリやカメラはよく使う。電話もよくかけるし、またよくかかってくる。

 

環境としてはこんな感じです。

 

ほかの方のように数値とか出してインプレするのはちょっと苦手(というか面倒)なので、あくまでいままでの使用機との比較(主に直近のZ4)になります。

 

ちなみにいままでのスマホ使用歴は、

T-01A(windowsmobile )

Xperia acro

f-12c

Samsung galaxy Nexus

Xperia Z

Xperia Z4

 

バッテリー

まあまあいいです。いままではだいたい昼には50%切り、帰宅(19-20時)まで持つことはまれでした。だいたい途中で充電しなければいけなかったのですが、今では帰宅時30-40%です。寝るまで充電しなくてもいい日が殆どになりました。

ちなみにwifi,Bluetooth,GPSは常時onです。

あと、いたわり充電という機能が付いてます。例えば夜充電して、朝満充電になる。ライフサイクルを学習して、いつも起きて携帯を充電器から外す時間に満充電になるようにするという機能らしいですが、何を学習したのか、だいたいいつも90%くらい(笑)朝起きる時間設定して、その時間に満充電できるようにとかできたほうがいいな~と。アラームと連動したりね。

スリープ状態の電池の減りは緩やかです。使っていたら当然減りますがそれも緩やかです。スリープしているとき、Z4ではどんどん減っていったのですが、(いろいろタスクキラーアプリや、節電アプリや設定を弄りましたがほぼ効果なし)XZでは、そういったことをする必要は(今のところ)ありません。


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こんな感じです。

Z4だと、10%切るとその後はあっという間になくなってしまったのですが、XZでは緩やか度は変わらず、10%切ってもそれなりに保ちます。

 

サクサク度

メモリが3ギガになった効果か、チューニングのせいか、Z4のように、動きがもたつくことは殆どなくなりました。たま~にもっさりかな?というときがありますが、まずタップに反応しないとか、処理が止まってしまうとか言うことはなくなりました。

Z4で一番不満だったのはBluetoothオーディオの接続の不安定さでした。今車で音楽を聞くとなるとBluetoothしかない(というか、CDは今更ないし、ipod classicはあるけど、仕事車に常時つなぎっぱなしだし)状態でした。ただ、Z4では、ブツブツ音切れがいつものことで、fast rebootというアプリを使ったり、ひどい時には再起動しないとまともに聞けないという有様です。車に乗ってまずやることは再起動するという…

もちろん他の操作をしながらの音楽鑑賞など以ての外。音楽再生だけに一本化しても、だんだん音切れが始まり、また再起動…

正直かなりのストレスでした。…が、XZは、全く問題なく再生できます!弄りながらでも音切れすることはないです!

まあ、これが普通なんでしょうけど。とにかく車での音楽鑑賞が格段に快適になりました。

 

タッチ性能

まあこれは、水滴がついている状態のことなんですが、Z4では、水滴による誤作動が多く、いつも風呂に入ってネットしていると、勝手にスクロールされる、ページがジャンプする、ので、いつもタオルを持って手と画面を拭いて使っておりました(涙ぐましい…)XZではこの点も改善されております。あんまりコロコロ水滴が転がるような感じだとやはり誤作動することはありますが、タオルは使わなくなりました(笑)

 

デザイン

これは、完全に主観なので、好みの問題だとは思います。

購入したのは新色のForest Blueという、緑がかった青い色でした。今回ドコモオンラインでの購入だったので、実際に店頭で手にとって見たのは少し前のことでした。

パッケージを開けたときは、ちょっと違和感が。評判のいい色だったので黒と迷いつつ決めたのですが、う~ん…やはり黒にしておくべきだったか…と思ってしまいました。

ただ、1ヶ月すると(1ヶ月経たないうちでしたが)これも有りかなと。綺麗な色ですし、あまりない色なのでむしろ今は気に入ってます。あとで店頭で黒を見に行ったのですが、そこまで黒が良くなかった、むしろForestBlueにしてよかったと思いました。

オススメです。

あとは、Zシリーズの特徴だった背面ガラスではなくなってますね。神戸製鋼のアルカレイドという材料を使っているようです。個人的には、背面ガラスにとくにこだわりはなく、むしろ落としたとき割れないのでいいですね。

液晶ガラスはこれまた従来とは異なり、少しエッジがラウンドになっています。galaxy edgeほどではないですが、あんな感じです。テーブルなどに置いてみると、まるで水を張った、水が表面張力で盛り上がっているかのようで、綺麗だとおもいます。

デザインに関してはあくまで主観ですから、気に入らない人もいるようですが、個人的には従来のデザインからの転換はいいと思います。

 

長くなるので、続きます。

 

 

 

指輪物語

先回の記事で、指輪物語の巻頭に書かれている、一つの詩を引用しました。

 

いまは、ロード・オブ・ザ・リング といった方がわかる人も多いのでしょうけど。

 

中学校の図書室、あまり人気のないコーナーにその本はありました。

 カラーの表紙には、何ともいえない迫力のある絵。それが、まだ新版になる前の指輪物語だったのです。

 

旅の仲間。

二つの塔

そして、王の帰還

 

トールキン教授が(作者のJ.R.R.Tolkienはオクスフォードの英文学の教授でした)創造した、中つ国を舞台に繰り広げられる物語は

はるか極東の島国の少年を大いに魅了せしめたのでした。(続く)

 

 

指輪物語 叙

三つの指輪は、空の下なるエルフの王に

 

七つの指輪は、岩の館のドワーフの君に

 

九つは、死すべき運命の人の子に

 

一つは、暗き御座の冥王のため、

 

陰横たわるモルドールの国に。

 

 一つの指輪はすべてを統べ、

 

 一つの指輪はすべてを見つけ、

 

 一つの指輪はすべてを捕らえて

 

くらやみのなかにつなぎとめる。

 

陰横たわるモルドールの国に。

 

(J.R.R.Tolkien,瀬田貞二田中明子訳 評論社 より)